2011年5月11日水曜日

VOBO妄想芸術劇場:ハリマオ 1


今週、来週の2回にわたってご紹介するのは「ハリマオ」氏。ニャン2創刊時代から、現在まで20年間以上、途切れることなく作品を送りつづけてくれる、彼もまた伝説の投稿イラスト職人である。そのキャリアの長さから言えば、以前に紹介したクッピイと肩を並べる、歴史的な存在だ。

ハリマオの作品の、基調をなしているのはむろん露出・SMなのだが、そのフラットな画面構成と色彩感覚のせいか、陰湿さがなく、むしろほがらかな明るさが感じられるところに最大の特徴がある。

ハリマオの画題というか、本人の興味の対象は、新体操やレスリング、シンクロナイズドスイミングなどの「運動もの」と、タレントやアイドルをテーマにした「芸能もの」に大別される。今週はその中から、運動競技を題材にして作品群をご覧に入れよう。

なお、今週の『VOBO』では、5月6日に亡くなられた団鬼六さんの追悼ページを巻頭に設けています。僕も短いメッセージを寄せさせてもらったので、あわせてお読みください。