暗夜小路 上野〜浅草アンダーグラウンド・クルーズ
なるべく都心から近いこと。なるべく家賃や物価が安いこと。エネルギッシュな町が生まれる要素は、このふたつしかない。マスコミに教えられるのでもなく、ディベロッパーの戦略に踊らされるのでもなく、いま東京の若者たちがみずから見つけつつある新たなプレイグラウンド、それが「東京の右半分」だ。
獣が居心地のいい巣を求めるように、カネのない、でもおもしろいことをやりたい人間は、本能的にそういう場所を見つけ出す。ニューヨークのソーホーも、ロンドンのイーストエンドも、パリのバスティーユも、そうやって生まれた。
現在進行形の東京は、六本木ヒルズにも表参道にも銀座にもありはしない。この都市のクリエイティブなパワー・バランスが、いま確実に東、つまり右半分に移動しつつあることを、君はもう知っているか。
今年12月刊の『東京スナック飲みある記』(大洋図書)、来年3月刊の『東京右半分』(筑摩書房)、2冊の新刊発売の予告編としてお送りするトーキョー・イーストエンドのミニ・トリップ。きょう、お連れするのは上野から浅草かいわいだ。
ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル。東京でいちばん古くさくて、いちばん猥雑で、いちばん刺激的なワイルドサイドにようこそ!
2011年11月25日[金] ー 2012年1月9日[月・祝]
《オープニング・レセプション》
11月25日[金] 18:00?20:00
《トーク・イベント》
12月3日[土] 18:00?20:00
鬼海弘雄(写真家)×都築響一
12月22日[木] 18:00?20:00
戌井昭人(劇作家・鉄割アルバトロスケット主宰)×都築響一
(両日とも入場無料、予約不要ですが、席数にかぎりがあるので、早めにお越しください!)
なお、この写真展に際しては、来たひとだけにわかる超特別展示!もあり、上野・浅草で買い付けてきた激渋グッズ特販コーナーもあり、本展のために撮り下ろした世界最高のオリエント工業製ラブドールのスペシャル絵はがきセットも用意しました!
ナディッフ・オリジナル ラブ・ドール ポストカードセット
撮影:都築響一 / 8種類・おまけしおり付き / 1,050円(税込)
そしてさらにさらに!!!