2009年11月19日木曜日

上海スタイル:第4回アップしました!

「こっちに来て、最初は社会主義建築の無骨なアパート、それから何軒か引っ越して、ようやく古き良き上海らしい部屋を見つけました」と語るカタリーナ・レイトは、リスボン出身。上海のポルトガル領事館で働くポルトガル女性だ。


フランス租界の中心部、大通りから一本入っただけで、びっくりするほど静かなエリアに建つ、小さな、古めかしいアパートは3階建て。革命以前から住んでいる弁護士一家が、エリート層なのに革命のときにも追い出されないまま、現在も大家さんとして1階に住んでいて、2階には山東省から来た一家、そしてもともと弁護士一家の親戚が住んでいたという3階部分を、いまは彼女が借りている。「1階のおじいさんが、いつも訪問者をチェックしてくれるし、ひとり暮らしなのに大家族みたいな安心感があって。それに旅行のときに、猫の世話だって頼めるんです」。これで家賃が月3300元(約4万3500円)。うらやましすぎますねぇ。