このところ、終電以降の浅草をめぐっている筑摩のウェブマガジン連載『東京右半分』。今回は演劇集団・鉄割アルバトロスケットのメンバーがオーナーと店長を務める、<トライバルビレッジ浅草>を紹介しています。
浅草ビューホテル脇という、中心地でありながら、観光客が足をあまりのばさないエリアで、開店1周年を迎えたばかりのトライバルビレッジ。基本的にはバーなのですが、しばしばライブがあったり、展覧会があったり、「近くのタバコ屋のオッサンを呼んで、がんがん飲ませて、好きな女のタイプとか、いままでやった女でいちばんきれいだったのはとか、どうでもいいような話をするイベント」である『ご近所ナイト』なんてのもやってみたり、彼らの舞台そのままの、フリーフォームな営業姿勢がひじょうになごめる、いい店です。浅草って、ジジイでしょ、観光客しかいないでしょ、とかいまだに思ってるひと、遊びに行って、認識を新たにしてください。
ちなみにいまトライバルビレッジでは、1月30日までは、『日本入図美博物館展』と題して、初代彫長の貴重な下絵を展示中。40年以上のキャリアを持つ彫師である初代彫長こと中野長四郎さんが、大切に保管してきた原画の数々をはじめ、墨入れの道具や、東京大学医学部標本室に保存されている、かつて彫長さんが墨を入れた故人の標本写真など、いまやここでしか見られないコレクションが、さらりと展示されてます。展覧会終了後は、おそらく見るチャンスがなくなってしまうので、会期中にぜひどうぞ!
そして、この連載、いままでは月2回でしたが、今週から毎週金曜日の更新になります(第5金曜はお休み)! こんなにウェブ連載増えて、大丈夫なのか・・・。
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