悪魔がいる、貴婦人がいる、両性具有がいる・・伊藤魔耶の描く世界は、ほとんど文学的と言えるほどに、ストーリー性に満ちている。画面の中で生け贄になるのはむろん女性(あるいは巨大な男根を持った両性具有)だが、それは彼女たちが一方的に肉欲の犠牲となり、男たち(あるいは悪魔たち)に蹂躙されているわけではない。むしろ、彼ら、彼女らはそれぞれの役割を守りながら、無言の、エロスに満ちた演劇の舞台を演じているように見える。1960年代末の日本映画界に、毒々しい花を咲かせた石井輝男の、一連の異常性愛路線映画のように。
ブルセラ・バトルロワイヤル1
『お昼休み』
最初、女子校に他校の男子生徒がのぞき(不法侵入)にきた。
という設定にしようと思ったのですが、単に男女共学の教室の
“昼休み”の方が無理がないと思います。ただ、どのみち
ツッコミが足りないナ…と、反省しております。