2011年7月14日木曜日

VOBO 妄想芸術劇場 第19回 アポロ1


アポロがニャン2倶楽部の誌面に初登場するのは1993年。掲載された作品は単色のラフなスケッチだったが、それから数年のうちにめきめきと腕を上げ、現在にいたるまで投稿を続けている、大ベテランのひとりである。



アポロの作品の楽しさは、ひとコマ漫画ふうのテイストにある。一枚の中にツッコミからオチまでが組み込まれたその作風は、実話雑誌のページが似合いそうな独特の雰囲気だ。そして題材がほとんどテレビ番組やタレントであることから、かなりのテレビ通であることが察せられるし、それはまた彼のライフスタイルを暗示するものでもあろう。

20年間近くにわたって投稿された膨大な作品を、それでは今週、来週の2回にわけてご紹介しよう。