2009年10月28日水曜日

ワンナイト・ゴールド! イベントのお知らせ

ギリギリのお知らせで申し訳ありませんが、30日の金曜日、青山のル・バロンで、ひと晩だけの芝浦GOLD再現ナイトがあります。G-STARというファッション・ブランドが主催する催しですが、かつてのGOLDのスタッフたちが結集、音楽や映像も当時のものを使って、いろいろ楽しもうというものです。もちろん、僕も参加します。

若かりしころGOLDで、いろいろイケナイことを覚えちゃった中年のみなさん、伝説の巨大クラブの雰囲気を、少しでも味わってみたい若い衆、ぜひ深夜の青山にお出でください。

今週のスナック:渋谷・綾


渋谷駅前の交差点から徒歩1分。ものすごく若者っぽい街の、ものすごく若者っぽい一角に、ひっそり隠れるスナックビル。こんなとこあったの!と渋谷通でも驚く建物の、それも最上階。エレベーターを降りてさらに半階分、階段を上がった先という、アクセスから言えば難易度かなり高しという<スナック綾>。しかしながらおそるおそる入店してみれば、意外に広い室内に、高級割烹のようなしっとり和風のインテリア。着物姿の上品なママさんと、笑顔がまぶしいマスター。知ってしまえば、かなり自慢したい穴場の店だ。


渋谷に店を構えて30年以上というママに惹かれて、開店以来いまだに通うお客さんもいる<綾>。場所柄、ビジネスマンのお客さんがメインなだけに、土日お休みなのが要注意だが、映画を観たあととか、「渋谷で飲むなんて、どこ行っていいかわかりません・・」というオトナのみなさんには、ぜったいおすすめの隠れ名店であります。


http://www.kosaidoakatsuki.jp/shuppan/yondoko/002/post-47.php

アサヒカメラ連載『今夜も来夢来人で』:福岡


福岡駅から篠栗線に乗って桂川(けいせん)駅下車、そこからタクシーで4キロという、嘉麻(かま)市飯田。こんなところにスナックが・・と半信半疑の静かな田舎町に、あったんですね、スナック・ビルが。1階に数店舗が軒を並べる中ほどに、小さな看板を出しているのが<来夢来人>。平成4年開業というから、もう17年目の老舗スナックだ。


いかにも九州男児らしい、元気のいいお客さんたちをひとりでさばきながら、店を切り盛りするのが、川崎ヤス子ママ。突き出しも全部お手製で、おいしさ抜群! 居心地いい場所って、意外なところに隠れてるもんです。




BORO展覧会のお知らせ

11月1日、なんと浅草、それも浅草寺脇というロケーションに、美術館がオープンしてしまいます。名称は<AMUSE MUSEUM>。その名のとおり、芸能プロダクションのアミューズが展開する、「エデュテイメント施設」だそう。

http://www.amusemuseum.com/

築43年という古いビルをリノベーションした展示空間では、企画展、常設展などいろいろあるようですが、そのこけら落としに登場するのが、青森のBOROコレクション。去年、本を作らせていただいた、田中忠三郎さんの収集品が、東京にやってくることになりました。


請われてミュージアムの名誉館長にも就任した田中さんは、開館を記念して来京、講演会も3日間予定されています。この機会に、写真ではとうていわからないBOROの圧倒的な素材感とディテールを、至近距離で堪能するとともに、だれにも認められないまま収集に生涯を捧げた、在野の超人の肉声をお聞きください。


<講演会日程>

◎11/1(日) 
 消えゆく生活道具と作り手の思いに魅せられた人生

◎11/2(月) 
 本物のエコとは「人を愛する気持ち」

◎11/3(火・祝) 
 次世代に伝えたい「やさしさ溢れる暮らし」

<田中名誉館長からのメッセージ>

「11月1日から浅草のアミューズ ミュージアムで、田中忠三郎コレクション展が公開・展示されるという。それは、田中個人のものであろうか、いや、そうではない。

そ れらは、今から100年〜200年前の雪国、青森の娘さん達が丹念に刺し綴って作った晴れ着、仕事着である。そんな着物と一緒に、それらを綴った人達の魂 が、楽しくて嬉しそうに東京、浅草へ遊びに来ている。お爺ちゃんやお婆ちゃんが、「こんなものが、東京に出てきたら笑われるのではないか」と、心配し恥じ らいながらも浅草を訪れ、訪れてくれた多くの人達と話をしたいのです。

雪国、青森の冬は厳しい。暖かい衣服がないと暮らしていけない。自 分の体を暑さ、寒さから守ってくれるのは身を包む衣服だった。そのために衣服を大切にした。でも、その衣服でさえも、デパートも呉服屋もなかった時代、自 分で作らなければいけない。麻を植え、育て、それを刈り取って糸にして布を織り、それから着物を作る。一本の糸、小さな布でも大切にして作られたのが、そ んな仕事着や晴れ着だった。冬の夜、寒さ厳しい中で、継ぎ足した衣をまとい、親子が肌を寄せ合って眠った。人はそれをボロ着物、ボロ布団というが、それは ボロではなく人の優しさだった。

そんな優しい人達が大切に作った道具たちにも、見て触れて頂きたい。」



2009年10月22日木曜日

エロ本小屋 最終リポートのお知らせ!

『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』を読んでいただいた人なら、後記に書いた岐阜山中のエロ本小屋のことを覚えていらっしゃるでしょう。


山深い廃屋の中に、切り刻まれた女性の写真が何万枚と堆積する、それは異様な空間でしたが、この夏、小屋の主のミステリアスな死によって、その猟奇的な活動は永久に失われることになりました。


エロ本小屋のありさまを長い時間にわたって定点観測し、僕にその存在を教えてくれた、TEAM酷道の“よごれん”さんが、今週土曜日、大久保職安通りのネイキッドロフトにて急遽、エロ本小屋の最期にまつわるリポートをしてくれます。

http://kengaku.exblog.jp/12119378/

エロ本小屋の予習はこちらで:
http://www.geocities.jp/teamhaikyo/ero.htm


『マイノリティの幸福論 ふたたび』と題されるトークでは、

よごれん氏らTEAM酷道が5年間に渡り追跡した、エロ本小屋の全貌を振り返ると共に、主の亡骸の第一発見者になった方にご登場いただき、その時のお話をいろいろ伺いたいと思います。

ということなので、エキセントリックな生きざまに触れたい方は、ぜひご来場を!

今週のスナック:新橋ばら(10月22日夜更新)


サラリーマンお父さんインタビューの聖地・新橋烏森口SL広場。きょうも夕方の待ち合わせで込み合うなかを、テレビのクルーがむなしく徘徊しているが、そういうのを無視して向いのビル街に入ってすぐ、「モンゴルスナック ばら」の看板をたよりに雑居ビルの地下2階に降りる。

エレベーターのドアが開くと、いきなり細くて暗い廊下。店名表示もなく、「会員制」とだけ書かれた店のドアが並ぶ。えーっ、ここ? といぶかりながら足を進めると、廊下のいちばん奥にぽつんと「ばら」の看板がある。はっきり言って、非常に難易度の高いアプローチだが、おそるおそるドアを開けてみれば、「いらっしゃいませーっ」と元気でハスキーな声の、かわいらしいママがウェルカム・スマイル。ここはモンゴル生まれ、モンゴル育ちのママが2年前に始めた、おそらく日本唯一の「モンゴルスナック」なのだ。もっとも、モンゴルにはスナックなんてないので、モンゴル人がやってるスナックってことですが。


モンゴル人ママといえども、ここはスナック、しかもオヤジ天国・新橋であるので、雰囲気はふつうの和式スナックといささかもかわりない。ふつうにビールや焼酎が飲めて、ふつうにカラオケ歌えて、ふつうにかわいくて、しかも日本語堪能なママや女の子(もちろんモンゴル娘)とお話しできて、お値段もごくふつう。でも、そこはかとなく、ほんとにそこはかとない程度にエキゾチック。けっして異国感をウリにしてるわけじゃなくて、遊牧民の絵葉書や朝青龍のポスターや、モンゴル音楽のBGMが、ごく控えめに大陸の空気を運んできてるだけ。


座ってみればすごく居心地よくて、しかもアプローチは初めてのお客さんをビビらせるのに充分な迫力。いちど入店したら、すぐ友だちを連れて再訪したくなること間違いなしの、隠れ(ほんとに!)スポットです。

http://www.kosaidoakatsuki.jp/shuppan/yondoko/

東京右半分:「終電あとの浅草クルーズ 前編」


浅草にいつもつきまとうのは、観光客も地元民も年配ばかりで、夜が早いというイメージ。街がはやるようになっても、すたれても、これだけは昔から変わらない。

たしかに夜中の浅草を歩いてみると、街灯だけがぎらぎら冷たい明かりを投げかけ、商店の軒下を借りたホームレスの段ボール・ハウスが目立つだけ。ひとの気配は、ほとんどない。

でも、浅草は夜もちゃんと生きている。地下鉄やつくばエクスプレスが終電になったあと、どこからともなく飲み助や、腹を減らしたやつらが集まってきて、明け方まで、場合によっては陽が高く昇るまで、飲んで食べて、歌って踊って。そういう店が実はたくさんあって、知ってる人は知っている。

観光客が寝ちゃったあとの、サラリーマンが遠くの我が家に帰っちゃったあとの、浅草地元民のための深夜の浅草を、いっしょに徘徊しよう!


前編となる今週は、オレンジルームとカズンという、2軒をご紹介。オレンジルームは深夜4時まで、すごくちゃんとした食事が楽しめるダイニング・バー。まだ若い兄弟が店長とシェフを勤める店で、クールな内装の空間で、シャンパンとフォアグラのソテーだとか、ちゃんとオーダーを受けてから焼くピザとか、揚げたてのカレーパンとか、酔っぱらった空きっ腹にはたまらないメニューが揃っている。


オレンジルームお隣のカズンのほうは、朝11時から朝5時まで、しかも365日無休という、気合いの入った営業体制。野菜のオーブン焼きやタコライスやシーザースサラダみたいな、フレッシュなインターナショナル・メニューがいつでも食べられて、もちろんカフェだからコー ヒーやお茶も、アルコールも充実していて、インターネットの無線LANも無料であり。こういう店が恵比寿や下北沢じゃなくて、浅草のど真ん中に隠れている ところが楽しい。


しかしこうして取材に回ってみると、浅草って、まだまだ知らないところだらけだなーと実感。これからもどしどし、みんなの知らない浅草のBサイドを紹介していきます!


http://www.chikumashobo.co.jp/blog/new_chikuma_tuzuki/

今週のマスト・バイ:Flip Mino



これ、もうすでにいろんなひとがブログで書いたりしてるので、いまさらという感じではありますが、しかし! 自分でも買って、遊んでみると、たしかにすごいです!!!

大きさからいうと、原稿のiPod Nanoぐらいの大きさで、ちょっと分厚いぐらい。これが実は動画カメラなんですね。しかも画質はHDレベル! しかもボタンを押すとUSB端子が飛び出て、コンピュータにつなげば、そのまま画像データをダウンロード、同時に充電可能、しかもボタンは最少構成で、すばらしくシンプルと、言うことなし! 新しいiPodでも動画撮影はできますが、使い勝手と画質が段違い。この製品が出たおかげで、アメリカではYoutubeとかへの投稿が激増したというのも、よくわかります。

紹介ムービーはこちら

いまのところ、ちゃんとしたかたちで輸入はされてないみたいですが、AMAZONのアメリカ・サイトとかから、簡単に買えます。で、値段はたったの2万円足らず。これはもう、即ゲットでしょう!

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こんな感じに撮れます!

公式サイト:
http://www.theflip.com/en-us/Products/mino.aspx

2009年10月15日木曜日

10月の朝霧高原は、すでに夜など羽毛がないと凍死するほどの寒さですが、空気は秋らしく澄みきって、晴れた朝の富士山は別格の美しさです。沿道には朝取りのキノコ類や、フルーツコーンというナマで食べられるトウモロコシを売る店が出ていて、これまた絶品。フェスが終わってしまえば、ものすごく空いてると思うので(たぶん)、アウトドア好きのみなさん、いまが行きどきです!


夜明けの富士山は格別! 朝霧側からだと、富士山の向こうから陽が昇るので、ベスト・ロケーションです。


そして、前夜遅くまで騒いでたにもかかわらず、ご来光を見に起きてきた野外フェスの若者たち。

今週のスナック:浅草グッキー


浅草は浅草でも、観光客がひしめく浅草寺界隈とは大通りを隔てた、ビューホテル裏あたりには、地元民用のディープなスナックやバーが軒を連ねている。どれも知らなきゃとてもドアを押す気になれない、敷居の高そうな外観だけど、常連さんにいちど連れてってもらえば、あとはすばらしくフレンドリーで居心地いい店がほとんど。


木馬亭をホームグラウンドに、1998年に旗揚げされた地元の喜劇集団・お笑い浅草21世紀の座長である、橋達也さんの奥様が店主をつとめる<スナック・グッキー>も、浅草の住人たちに愛されて、すでに7年。夜ごと地元の歌自慢たちがつどう、シンプルながら奥深い名店だ。


http://www.kosaidoakatsuki.jp/shuppan/yondoko/002/post-45.php

演歌よ今夜も有難う、第11回:16日アップです!


大久保の小さなライブハウスのステージ。空席の目立つ客席の暗闇に向かって、女の子が歌いかけている。余裕、とかじゃない。不安定ながら、とにかく一生懸命な歌声と、ぎこちなさの残る振り付け。


歌い終わると、客席に深く一礼して、彼女は袖から出てくる司会の男を待ち受ける。どうせ、きょうも同じことを聞かれて、ネタにされるのだ——「有名漫才師の娘って、どんな感じですか?」

いづみ=IZUMIさんは、漫才コンビ「おぼん・こぼん」の、こぼん師匠の娘だ。高校生のころに、おぼん師匠の娘・ちひろさんと女子高生お笑いコンビ「くれよん」を結成。しかし2年ほどでコンビ解消。「浅草娘演歌隊」なるグループに参加して、浅草のホールで歌ったり、大阪のステージで歌ったりしながらチャンスを待ち、おととし2007年、はじめて東京のライブハウスで単独ライブ、シングルCD『浅草は心の故郷』を発表した。

まだ、とても歌だけで生活していくことは無理だから、毎日のように地元のパスタ屋でバイトしながら、歌えるところならどこにでも足を運ぶ。厳しいのが当たり前の世界で、彼女もまた、ゴールの見えないコースを、必死に走っている。


http://blog.heibonsha.co.jp/enka/

今週のマスト・バイ!:『まずいスープ』

いま、いちばんチケットが取れない人気劇団のひとつである「鉄割アルバトロスケット」の主宰者・戌井昭人(いぬい・あきと)さんのデビュー小説集が、『まずいスープ』です。

破天荒な人生ほど、読んでいておもしろいものはないわけですが、それが昔の、遠い外国とかじゃなくて、現代の、日本の、それも知り合いのお父さんだったりすると、味わいもまた格別。この表題作である『まずいスープ』は、戌井さんのお父さんの、はなはだしく破天荒にしてエネルギッシュな半生を、本人の弁によれば「すごく抑えて」書いたドキュメンタリー・ノベルです。

「サウナに行く」と言ったきり、行方不明になってしまったお父さんを中心に、ゆるくもあたたかい家族とコミュニティが紡ぎ出すストーリーは、「こんなお父さんがいたら大変だなあ」「こんなふうに生きてみたいなあ」と、さまざまな思いを読み手に想起させながら、うねるようなグルーヴで展開していきます。




今年の春に月刊『新潮』で発表されたこの作品は、実は芥川賞の選考にも残ったのですが、残念ながら最後に落選。はっきり言って、選考委員、ぜんぜんダメですね。本書は表題作の他に2つの短編を収めて、しかも挿画が束芋! これまた渋い画風が、渋い物語とパーフェクトにリンクしてます。「最近はドキュメンタリーばっかりで、小説なんか読んでないよ」という読書家のみなさん(僕もそのケがあるのですが)、だまされたと思ってご一読を!

ちなみに『まずいスープ』のモデルとなった戌井父、以前に「東京スナック魅酒乱」で紹介した、西麻布の<スナック美ゆき>の常連であるらしく、運がよければお目にかかれるかもしれませんよ! 僕もいちどだけお会いしたことがあるのですが、すごくエネルギッシュ、でもチャーミングな漢(オトコ)でした。

http://www.kosaidoakatsuki.jp/shuppan/yondoko/002/post-33.php

2009年10月8日木曜日

今週のスナック:下北沢アマン


若者の街、というか若者以外は受けつけなくなってしまった感のある下北沢。南口を降りたキャピキャピの商店街のなかほどに、こんな落ちついたスナックがあるとは、それも17年もやっているとは、不覚にして知りませんでした。


それほど広くない店内に、ママさんと若い女の子がつねに3人は入っていて、スナックにしてはすごくゴージャスな布陣。
ママさん手作りのコーヒー焼酎もおいしいし、お腹が空けばチャチャッと軽い食事を作ってくれるし(しかもタダ!)、行くたびにクジをくれて、月にいちどの抽選に当たると、1万円の商品券まで進呈してくれる。30歳以上には居心地悪くてたまらない街だと思ってたけど、こんなオヤジのオアシスが隠れてたんですねえ。


http://www.kosaidoakatsuki.jp/shuppan/yondoko/002/post-44.php

筑摩書房・東京右半分:「下町に響け、ハワイアン」後編


先月から始まった筑摩書房のウェブマガジン連載、『東京右半分』。隔週更新の今週は、「下町に響け、ハワイアン」の後編です。


今回は浅草の<パラダイス・コーヴ>と、根津の<山雲海月>という、2軒のアロハ・ショップを取り上げています。パラダイス・コーヴはオーセンティックなデザインの、ヴィンテージ・アロハや、そのレプリカを取りそろえた店。ヴィンテージだと、とても手を出せないのが、すごく手頃な値段のレプリカになっていて、そそられます!


いっぽう山雲海月のほうは、骨董市で探してきた着物をアロハに仕立てて売っている、できたばかりの新しいショップです。


着物をアロハ、とか言うと、なんとなく「和もの好き」みたいな臭みがただよいますが、山雲海月のアロハは、ぜんぜん別物! 素材となる着物のチョイスから、縫製の凝り方まで、なみなみならぬセンスとエネルギーが注ぎ込まれて、溜め息の出るほど美しい一着に仕上がってます。もちろん、ぜんぶ一点もの。


素材の値段によって、商品の値段もかわるので、1枚のシャツが3万ぐらいから、高いのでは10万円を超す値段がついてますが、もう納得するしかないデザインと存在感。ちょっとでもファッション好きのひとは、全員ハマると思うので、不用意に訪れると危険かも! 僕も、担当編集者も、取材もそこそこに買い物に狂っちゃいましたし。


http://www.chikumashobo.co.jp/blog/new_chikuma_tuzuki/


イギリスの羊アート!

ヴァイラル広告って、聞いたことありますか。テレビで流すのにはちょっと過激だったり下品だったりするけど、インターネットなら大丈夫、みたいな広告のことで、おもしろいとウワサがウワサを呼ぶ方式で、どんどん広まっていく、それがヴァイラス=ウィルスみたいだということから、そう名づけられた新しい広告メディアです。

そのヴァイラル広告で、いま世界中で話題になっているのが、サムスンの広告。ウェールズの羊飼いと牧羊犬を起用した「エクストリーム・シープ・アート」で、これがもう、すばらしすぎ・・・。基本はサムスンのLEDを広告するために作られたのですが、サムスンという単語は、最後の最後にちょろり出てくるだけ。広告になってるのか、なってないのか微妙ですらありますが、しかし企業のイメージアップにかなり役立ってるのは、間違いないでしょう。

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まずはYoutubeとかで、実際の映像をチェックしてください。
(この画面からも見れますが、サイトはこちら:http://www.youtube.com/watch?v=D2FX9rviEhw

で、このCFを制作したディレクターのジェイムズ・ラウズというひとのインタビューを読みましたが、これもなかなかおもしろい。まず、「もう、神掛けて、コンピュータ操作はしてません! 全部、実際に撮ったんです!」というひと言から始まって、羊飼いチャンピオンたちとの共同制作秘話とか、「羊はとにかく群れたがるから、一頭だけ離しておくのが、いちばん難しかったところ」とか、「羊も犬も、めちゃくちゃ明るいLEDのジャケットを着せられて、いやがるかと心配したけど、ぜんぜんそんなことなかったのがよかった」とか、いろいろ興味深い発言がありました。そしてこのCF、たった2日間で全部を撮り終えたそう。すごいですねえ。

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ちょっと似た感じの、やはりヴァイラル広告に、アメリカで撮られたホンダ・インサイトのCFがありますが(Youtubeのサイトはこちら:http://www.youtube.com/watch?v=lyknI5_Wcqs)、こちらはワイデン&ケネディという、ナイキなども手がける大手広告制作会社で、サムスンのとは予算もスケールも、比べものにならないくらい巨額。でも、両方見てみると、手作り感覚あふれるサムスンのほうが、はるかにクールに見えちゃうんですよね。どう思います?

しかし、こういう「わかる人にはわかる」タイプのCFが、テレビなんかよりずっとターゲットを絞りやすいインターネットを舞台に展開してくると、地上波の民放なんて、ほんとに未来なしって思いませんか? 

実はこのサムスンのCF、最初に見たのは民放の、海外の映像をたくさん買って流して、てきとうなコメントをひな壇芸能人がつけてくという、よくあるタイプの安直番組だったので、その意味では民放番組に感謝です。しかしテレビから距離を置いた世界で作られているものを、テレビが買ってきて、それを番組にしちゃうという、考えてみれば皮肉な現象が起こってるわけで、こういうのを末期症状と言うのかもしれません。

ラブホテル・ドキュメンタリー上映中!

以前に出版した『ラブホテル—Satellite of Love』をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、「あそこに出てるホテル、全部行った!」というマニアさんは、そういないでしょう。

 あの本の中に出ていたラブホテルの中で、現存するほとんどと、さらに僕が行ってないホテルにまで足を踏み入れて、動画のドキュメンタリーを作ってしまった映像作家がいます。

 村上賢司さんは、これまでにも『工場萌えな日々』、『伊勢エロスの館・元祖国際秘宝館』など、うれしくもマニアックなドキュメンタリーを発表している作家ですが、彼の最新作である『ラブホテル・コレクション 甘い記憶』は、いまや滅び行く運命にあるオールドスクールなラブホテルのインテリアを、じっくり動画で収めた貴重な記録。僕もほんのちょっとだけ、協力させてもらいました。東日本編、西日本編の、2枚のDVDが発売されたばかりですが、発売記念にただいま、渋谷ユーロスペースにてレイトロードショー中。じぶん家のモニターじゃなくて、映画館の大画面で見るラブホって、いったいどんなんでしょう。まだ「ひとりじゃラブホ行けないし・・」とかイジイジ言ってるひとは、とりあえず村上さんのドキュメンタリーを観て、勇気をいただくように! DVDは東日本、西日本とも各3990円なので、ラブホに一泊するより安いしね(10月21日発売予定)。

http://lovehotelcollection.com/
予告映像はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=VLN-1s4-XoM




 そして村上監督は、ラブホテルに続いて、こんどはラブドール(高級ダッチワイフですね)のドキュメンタリーまで作っちゃったそう。いったいこのひと、どこまで行くんでしょう。こちらも10月10日よりユーロスペースでロードショーするそうなので(DVDは11月20日リリース予定)、あわせてどうぞ。
http://www.lovedoll-movie.com/
予告映像はこちら:http://www.youtube.com/watch?v=JDcIMnVXp60

今週のマスト・バイ:肉タオル!

久しぶりに、ネットで見つけて即クリックしちゃいました! 果物よりも野菜よりも魚よりも、なんと言われようと肉がいちばん好きな君と僕なら、ゲットせずにいられない、この「肉タオル」。


板橋区中台に本拠を置くクリエイティブ集団<NN>が企画し、日本最大のタオル生産地・今治で制作された、この肉タオル。微妙に霜降りが入った肉色のタオルそのものもよいですが、なんといってもパッケージが最高! むかしはお肉屋さんに行くと、こういう竹皮で包んでくれましたよね。

これでお値段、1800円也。同じ大きさの肉より、安いよ!


商品の詳しい情報は、こちらのサイトまで:
http://www.mitsubai.com/tokyo/detail/tk010902.html