今週の演歌シリーズは、八代亜紀さんの後編。1971年、それまでの銀座の超売れっ子クラブシンガーの座を捨て、新人歌手としてレコード・デビューしたものの、まっていたのはあまりにも厳しい茨のみち。たったひとり、重い荷物を担いで地の果てまでドサまわり。レコードを手売りで売っても、マネージャーが代金を持ち逃げ。どうしようもなく追い詰められて、最後に選んだ賭け、それがテレビ番組『全日本歌謡選手権』への出場だった。アマチュアとプロが同じ舞台で競い、失格すればそのままプロ失格の烙印を押される過酷なチャレンジで、不遇の天才歌手・八代亜紀はついに十週勝ち抜き、再デビューへの道をみずから切りひらく!
八代亜紀、怒濤の半生の後編、正座して読んでください!!!