下町のスペシャリティ・ミュージアムを訪ね歩いて、アラカルトに楽しむツアー。今週は東上野の稲荷町に2007年3月オープンした<ガレリア・デ・ムエルテ>。スペイン語で「死の画廊」という物騒な、そしてメタルやゴス関係の方なら血が騒ぐ、スペシャルなテイストのギャラリーだ。
会うたびに、体に刺青が増えていくデザイナーの友人が、「上野にブラックメタルの画廊ができたんですよー」と教えてくれたのが1年ちょっと前。上野と言っても、美術館のある山の上じゃなくて、稲荷町は上野と浅草のちょうどあいだにある、ほとんどアートの匂いのしないエリアである。
地下鉄銀座線の稲荷町駅を降りて、地上に上がるとそこは仏壇、仏壇、位牌、位牌・・・東京最大の仏具商店街なのだった。こんな場所にギャラリー? でもブラックメタルやデスメタル(ちがい、わかります?)なら、むしろぴったりのロケーションかも!
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