2011年6月16日木曜日

MUSIC LIFE plus: カラオケスナックが教えてくれた歌ごころ

流行歌雑誌としての創刊が1937年、『ミュージック・ライフ』と改題して戦後に復刊したのが1951年。1998年に休刊するまで、『ミュージック・ライフ』が日本の音楽ファンに与えた影響は、計り知れないものがありました。

その『ミュージック・ライフ』が、iPad専用の無料アプリ『MUSIC LIFE Plus』として復刊したのは、先日お知らせしたとおり。いちおうIPad/iPhone用と銘打たれていますが、iPhoneではあまりに画面が小さくて読みづらいので、ほぼiPad専用でありましょう。なので入手方法もiTune Storeからダウンロードということになります。


iPadを横位置にすると画像がたくさんでてきて、縦位置にするとテキストが読めるという凝った仕様は、慣れるまでわかりにくいと思いますが、それだけの情報量が詰まってるわけでもあり、YouTubeにもデモがすでにアップされてます。

いままでは季刊だったのが、好評につき今号からは隔月刊になるそう。僕も『ROADSIDE MUSIC』という連載を持っているのですが、今回はカラオケスナック話。またかよ!とお思いの方もいらっしゃいましょうが、お暇なときにでもご覧ください。


しかし、その記事の冒頭で現在の音楽シーンをチェックするために、「2010年度オリコン・シングル売り上げランキング」というのを掲載したのですが・・・

1 Beginner AKB48
2 ヘビーローテーション AKB48
3 Troublemaker
4 Monster
5 ポニーテールとシュシュ AKB48
6 果てない空
7 Lφve Rainbow
8 チャンスの順番 AKB48
9 Dear Snow
10 To be free

ベスト10、AKBと嵐だけ! いくらなんでもこれ、狂ってないですか。いくら偉そうなこと言っても、これが我が国の音楽界の現実なんですねえ。

ちなみに今号の特集は「ミュージックライフが見たレッドツェッペリン」。1971年に初来日したときの秘蔵写真とかどっちゃり掲載されてて、当時高校一年生で日本武道館に駆けつけた自分としては、涙、涙。これが全部タダなんて・・・このためにiPad買っても、損はないと思いますよ!

広島平和記念公園で鋭意撮影中(?)のペイジ&プラント