2009年9月23日水曜日

ワンダーJAPAN:珍・済州島紀行 第2回

韓国人にとってはいまだにメジャーな観光地であり、リゾート・アイランドであるのに、日本人にとっては「あー、韓流ドラマのロケ地でしょ」ぐらいの認識しかない済州島。行ってみれば珍スポット満載、韓国屈指のロードサイド・トレジャー・アイランドをめぐる連載の2回目は、『仙女と木こり公園』と『トケビ公園』という、名前からしてアーティスティックな(笑)、2ヶ所の珍スポットを紹介します。


「羽衣伝説」の韓国版とも言うべき「仙女と木こり物語」をテーマパーク化した『仙女と木こり公園』は、伝説のジオラマもあるけれど、見所は「むかし懐かし生活コーナー」。日本でも最近よく見られる「昭和懐かし館」みたいなのの、韓国版であります。ごちゃごちゃした街並みや、商店の店先、夕餉の食卓を囲む小さな住宅、そして学校の教室まで、けっこう迫真の再現で、韓国人は全員ノスタルジアにウルウルしながら記念写真を激写。日本人にとっても、なんとなく懐かしさがこみ上げてくる、ほのぼの観光スポットであります。



いっぽう『トケビ公園』のほうは、韓国の美術大学教授率いるアート・スチューデントたちが腕をふるった「世界のおばけテーマパーク」。ちなみにトケビとは、韓国の民話に登場する鬼のことで、広々とした園内には、やたらとカラフルでポップなおばけたちが、解説によれば総勢1800体もいる!。むしろビザールな彫刻公園みたいで、こちらも観光ガイドにはまず載らない、隠れ珍名所でありました。