2011年12月14日水曜日

妄想芸術劇場特別編 リリー・フランキーさんと対談・後編!


 先週に続いて、『VOBO 妄想芸術劇場』特別編としてお送りする、リリー・フランキーさんとの対談。今週は「ぴんから体操」だけでなく、「カツ丼小僧」など、他の有名投稿者のお話もあり、アウトサイダーのメンタリティについて、熱いトークが展開します——

リリー ぼくはニャン2に写真投稿してる人達って絶対に自分より人生を楽しんでる人間だと思うんですよ。攻めの人生じゃないですか。以前にZで「投稿批評」っていう、失礼な連載をしていたんですけど、でも結局は何を書いたところで羨ましさだけが残っていくんです。ただ、この投稿イラストページを見る限り、まったく違う感想です(笑)。尊敬はあっても羨ましくはない。絶対に届かない芸術を感じる(笑)

都築 でしょう(笑)。世間的に言えばもうカースト外みたいな感じだと思うわけ。

リリー 凡人の世間からすれば、「要注意人物」として扱われる層ですよね。

都築 決してメインになることがない。雑誌のなかでもどうでもいい扱いを受けてる。でもその中に光るものがあるわけですよね。ニャン2の読者にしても、このイラストページを毎月楽しみにしてる人ってものすごい稀だと思うんです。

カツ丼小僧

リリー でも、ニャン2を最初からずっと読み続けて、このイラストページに至ると最も独特なオーラがあります。ここに比べるとウンコ食べてる写真なんかの方がよっぽど健康的に思えてくる。

都築 写真はハッピーですよ。行為をできてるんですから。イラストには陰がある。この人達だって、相手がいたら写真を送ってくるとも思うんですよ。その分の怨念がたまってる。

リリー でもそうやって何にも見返りもないにも関わらず20年くらい送り続けていれば、やっぱこういう風に本にしたりということをしてくれる人が現れるっていうのは、これご褒美ですよ(笑)

都築 喜んでくれるかどうかはともかく(笑)


という調子なので、エロ投稿ファンのみなさまも、リリー・ファンのみなさまも、ぜひご一読を。



http://vobo.jp/pinkarataidan_kouhen.html


かしふたりの腹回り、ちがいすぎ・・涙