2010年2月3日水曜日

演歌よ今夜も有難う:「行動する演歌歌手」京一夫・前編



京一夫さんは演歌歌手であり、カラオケ喫茶経営者であり、ボランティアの専門家である。いま、千葉県我孫子の近く、湖北駅前のカラオケ喫茶<鬼平>で目の前に座っている京さんは、まぎれもなくスナックか喫茶店マスターの顔だし、最近発売されて話題の、流しの演歌師を集めたCD『演歌師稼業』で聴く京さんの歌声は、あくまでも正調演歌歌手だし、『きょうはボランティア日和』という自著で語られるスリリングなアフリカ・ボランティア行は、筋金入りのボランティア活動家にも負けない情熱とフットワークの産物だ。



芸能界には杉良太郎や八代亜紀など慈善・福祉活動に熱心な歌手が少なくないが、京一夫さんはそういうだれともちがう異質のマルチ・タレント、というより異質のマルチ・アクティヴィストなのだ。激動の半生、今週はその前編をどうぞ。