2011年11月30日水曜日

暗夜小路 上野〜浅草アンダーグラウンド・クルーズ  好評開催中!

恵比寿のアートブックショップNADiffの地下にある小さなギャラリーで開く写真展『暗夜小路 上野〜浅草アンダーグラウンド・クルーズ 』、おかげさまで好評開催中です。今週土曜日には浅草のオフィシャル・カメラマンと言うべき鬼海弘雄さんとのトークもあります。ものすごく濃い浅草裏話が聞けると思うので、ぜひおいでください!



《トーク・イベント》
12月3日[土] 18:00〜20:00
鬼海弘雄(写真家)×都築響一

12月22日[木] 18:00?20:00
戌井昭人(劇作家・鉄割アルバトロスケット主宰)×都築響一
(両日とも入場無料、予約不要ですが席数にかぎりがあるので、早めにお越しください!)

鬼海弘雄は浅草のオフィシャル・フォトグラファーだ。渡辺克己が新宿のオフィシャル・フォトグラファーであったように。
 1945(昭和20)年、山形県寒河江市に生まれた鬼海弘雄は1973(昭和48)年から、もう38年間も浅草を撮ってきた。1941(昭和16)年、岩手県盛岡市に生まれた同じ東北人の渡辺克己が、新宿を題材にした作品を初めて発表したのも1973年。ふたりともモノクロームのポートレイトにこだわりつづけ、ふたりとも青年時代のインドへの旅が、写真家として自立するための契機となり……そして渡辺克己は2006(平成18)年に亡くなり、鬼海弘雄はまだ浅草を撮り続けている。
 新宿と浅草という、東京のふたつの極を同時代に歩いた、東北生まれのふたりの写真家。でもふたりの共通点の多さと同じくらい、写真集から立ち現れるふたりの眼差しの違いもまた大きい。「風俗」にこだわりつつ、そこから透けてくる人間性をつかもうとした渡辺克己と、「風俗」を超えて存在する人間性をまっすぐにつかもうとする鬼海弘雄。それはもしかしたら、そのまま新宿と浅草という土地の違いでもあるのだろうか。
(『東京右半分』のインタビューより)

そしてこの写真展に際しては、来たひとだけにわかる超特別展示!もあり、上野・浅草で買い付けてきた激渋グッズ特販コーナーもあり、本展のために撮り下ろした世界最高のオリエント工業製ラブドールのスペシャル絵はがきセットも用意しました。特に絵はがきセットは数に限りがあるので、早めのゲットお願いします!


会期:2011年11月25日[金] ー 2012年1月9日[月・祝]

展覧会詳細はこちらから: