2010年8月25日水曜日

京都府庁のマネキン・インスタレーション!

NHKがニュースで取り上げたこともあってか、いまネット上でけっこう話題になってるネタがこれ、「京都府庁が広報課にマネキンを置いて、職員に仕事への緊張感を高めてもらう取り組みを始めた」という抱腹絶倒ニュースです。とりあえずは、NHKのニュース映像を見てください。

解説を読んでいただければおわかりのとおり、

この取り組みは、常に誰かに見つめられているという緊張感によって仕事の効率をあげるとともに、利用者を具体的にイメージすることでサービスの向上をはかる「ペルソナ」という手法を取り入れて京都府が始めたもの

というもの。しかし「ペルソナ」なんて手法、知ってました? 京都府の広報サイトによれば(http://www.pref.kyoto.jp/news/press/2010/8/1281437529886.html)、この手法は「ペルソナ(具体的なユーザー像)を想定し、実際に造り上げ、活用することで、職員間で一貫したユーザー像を共有できる効果が期待できます」そうです・・・。

で、今年7月にまず3体、8月に2体増えて、いまや計5体の「ペルソナ」さんが、広報課のデスクで、職員にニラミ(?)を効かせているというわけ。広報サイトには、写真も載っています。



5体のペルソナ(つーか、マネキンでしょ)にはそれぞれ詳細なキャラが設定されていて、「子育て中、32歳主婦の人見知子」とか、大阪から来た66歳のクレイマー観光客「浪速野吉子」とか、素晴らしすぎるセンス。




ペルソナの経費は「職員が使わなくなったのを持ち寄って作ったのでゼロ」ということですが、しかしそれにしても! こんなマネキンと毎日、向かい合わせで仕事させられる職員の方々の苦労、察するにあまりあります。

年間観光客数5千万人という、世界に誇る日本の古都。さすが、京都の美意識は奥深いものがありますねえ・・・。