2011年4月13日水曜日

東京右半分:風俗資料館・後編

飯田橋の雑居ビルの一室に集められた、2万冊に及ぶSM、フェティシズム関連資料。「存在するはずのない国会図書館の秘密室」とも言うべき、風俗資料館の驚くべきコレクションの成り立ちを先週はお伝えした。

過去数十年間に発行されたSM雑誌バックナンバーにとどまらず、資料館には伊藤晴雨、喜多玲子をはじめとする「責め絵」の大家たちの原画類、個人コレクターの写真、アルバムなど、プライベートなかたちで現在まで大切に保管され、伝えられてきた資料が多数収集されている。

今週はこの資料館でしか見ることのできない、珠玉のライブラリー・コレクションの、ほんの一端をここにご紹介する。興味を持たれた方は、公式ウェブサイトでシステムを確認のうえ、ぜひ実際に資料館を訪ね、自分の眼と手で、コレクションに込められた思いをすくい取っていただきたい。