ニャン2史上に輝く伝説の投稿アーティスト、「ぴんから体操」の1992年から続く画業を辿る旅。今週はその最終回として、今回の記事制作の際に「発掘」された、彼の文章作品をご紹介する。
A4サイズの便せん14枚にわたって、びっしりと記されたエログロ大河ロマン。それはいままで我々が思い描いてきた、この知られざるアウトサイダー・アーティストの脳内宇宙を、さらに拡張するビッグバン・ストーリーだった。
おそらくは2000〜02年あたり、「ぬるぴょん」への移行期に書かれたと思われるが、あまりの長さに誌面での掲載が不可能だったこの大作によって、ぴんから体操という奇跡的なアウトサイダー・アーティストの全貌は、明らかになるどころか、ますます謎が深まったともいえる。
(『妄想芸術劇場』、来週火曜は第5週のためお休み、次回更新は4月5日です)