2010年4月7日水曜日

『夜露死苦現代詩・文庫版』きょう発売です!

2006年に新潮社から出版した『夜露死苦現代詩』が、筑摩書房から文庫版になりました。もともとの出版社である新潮社は、「うちの文庫には要りません」ということで・・・世の中ほんとに、捨てる神あれば拾う神ありですねえ。

新潮社版の単行本をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、文庫化にあたっては2つ、新しい章をつけてあります。ひとつは、オリジナルの刊行後に月刊『新潮』に掲載された、谷川俊太郎さんとの対談。もうひとつは石川さゆりの『天城越え』や『飢餓海峡』などを作詞した、現代日本の演歌界で僕がいちばん尊敬する作詞家・吉岡治さんのロング・インタビューです。「現代詩業界」というものの、わけのわからなさを率直に語ってくれている谷川さんの発言も興味深いし、業界の最重鎮でありながら知るひとの少なかった吉岡さんの長いインタビューはたぶん、いまここでしか読めないと思います。

モノクロながら「箸休め」写真ページもパワーアップして、全394ページ! ぜひ書店でチェックしてみてください!