2009年12月16日水曜日

上海スタイル:第6回アップしました!



「家賃2000元(約2万5000円)、台所、シャワー、トイレ共同」の狭い部屋に暮らす若夫婦」と聞いて、案内された先はピカピカ新築の、見るからに豪華な高層マンション。ここですか~! と驚いていたら、中に案内されて二度びっくり。豪華な部屋のドアを開けると、そこは学生寮のように仕切られた小部屋が4つも5つも並ぶ、「アパートの中のアパート」だった。



建築ラッシュで、建てたものの入居者の確保に苦労するようになった上海の豪華マンションでは、こうして所有主が物件を細かく区切って、高い家賃を払えない若者や外国人に貸すケースが増えているのだという。




地下鉄4号線で上海中心部から南に下った郊外住宅地にある、2008年建造のこの物件も、そうした典型的な例。もともと豪華マンションだから、市内中心部の古いアパートに較べて、セキュリティははるかにしっかりしているし、トイレやシャワーなどの共用部分はきれいだし、掃除のサービスは入るし、住宅地だからカルフールなど巨大スーパーもあって、住むにはかなり便利な環境なのだ。