2009年12月24日木曜日

アサヒカメラ『今夜も来夢来人で』:千葉



巨大なスーパーやファストフード店が並ぶ郊外風景の中に、ポツンと店をひらく千葉市緑区のスナック来夢来人。昭和60年に柴田久子ママが始めて、もう24年目、「わたしの前に4年間、別のママがやってましたから、店としてはもうすぐ30年ですねえ」という老舗スナックだ。「代替わりしても、飲みに来てくれるお客さんがけっこういました。飲むお客さんって、猫と同じかもしれませんねえ、人よりも家につくっていうか」・・・なるほど。



住民の高齢化にあわせて、5、6年前からは昼カラオケも営業開始。ご近所の歌自慢が集まるようになって、いまは週に2日、歌の先生も常駐。中には自分の歌をかたちにしたいひとも出てきて、先生が作詞作曲、録音してオリジナルCDを作成。つまりはスナック来夢来人からCDデビューという自主制作盤歌手が、もう16人ほどにもなった。壁にはそんなオリジナルCDがずらりと並び、ヒット曲連発のレコード会社の社長室みたいな雰囲気だ。