2009年12月24日木曜日

ワンダーJAPAN 珍済州島紀行:セックスミュージアム

韓国の西南端の海上に浮かぶ済州島は、朝鮮戦争が終結して世情が安定したころから、韓国人カップルの新婚旅行先として人気ナンバー・ワンになった。1989年に海外旅行が全面自由化されるまで、韓国人にとって海外への新婚旅行は高嶺の花だったし、気候が温暖で距離も手近、島民性も穏やかな済州島は、かっこうのハネムーン・スポットだったのだ。統計によれば1970年ごろから1995年まで、済州島は新婚旅行市場の占有率第1位の座にあり、96年にはじめて海外旅行に1位を奪われたものの、97年お経済危機によって、ふたたび新婚さんたちは済州島に戻ってきて、いまだに1位をキープしているらしい。





そのように淡い桃色の発情気分がやさしく島を包む済州には、さすがというべきか3つもセックス・ミュージアムがある。ソウルにも、釜山にもひとつもないのに。空港に近い北側にある<済州ラブランド>、南西のビーチ・エリアにある<健康と性の博物館>、そしてなんとワールドカップ・サッカーのためにできたスタジアム内にある<性文化博物館>だ。今回はそのうちラブランドと、健康と性の博物館の2ヶ所をご紹介する。