2010年7月14日水曜日

今週のマスト・バイ 大竹伸朗『NOTES』

いちばん尊敬する現代美術作家・大竹伸朗くんの、奇跡的な新刊が発売されます。

今回は単なる画集ではなく、DVD+画集のボックス・セット。それも1985年からおよそ3年間、ほとんど知られることもないままに彼が撮りためてきた、8ミリフィルムの映像を完全DVD化、それに詳細な制作ノートをセットした、ファン垂涎の豪華版ボックスです。

アーチスト・大竹伸朗。80年代より日本の現代美術の最先端を疾走し続け、その活動分野は文学・音楽・写真・デザインなど多岐にわたる。
その大竹が初めてのDVD+BOOKの組み合わせで発表する作品は、題名の通り、1985年から3年間にわたる創造と記憶の全貌を、当時膨大に撮影されたサイレントの8ミリ・フィルムと詳細な作品制作ノートで再構成するという画期的なものである。
そこには彼自身の中に流れた時間感覚が立体的に納められている。大竹自身の言葉によれば、それは「進行形のループ状無意識を目撃しているような奇妙なもの」であり、DVDはノートに貼り込められた「”時間の膜”のようなもの」であるという。
2006年に東京都現代美術館全館を使用して開催された大回顧展『全景』の印象も記憶に新しい大竹伸朗の創造と記憶の秘密、そして新たなる試みがここに結晶した。
  (公式サイトより)




書店での発売は7月30日から、しかし発売元のJVDでは公式サイトからメールオーダーの注文を受けていて、すでに今月5日から出荷を開始しているそう。とりあえず、公式サイトをチェックしてみてください。