オランダの海辺の町で、巨大な人工生命体『ストランドビースト』を作りつづけているアーティスト、というよりマッド・サイエンティストと敬意を込めて呼びたいテオ・ヤンセン(Theo Jansen)。ただいまおとなり韓国で展覧会を開催中ですが、12月から東京でも展示されることになったそう! それも現代美術館ではなくて、江東区青海の日本科学未来館(行ったことあります?)という渋い開催地なので、お洒落なアート雑誌やウェブマガジンはカバーしないかも。いまからスケジュール空けておいて、ぜったい観に行ってください! ほんとはこういうのこそ、現代美術館がやらないとダメなのに。
『「テオ・ヤンセン展〜生命の創造〜」物理と芸術が生み出した新しい可能性』
2010年12月9日(木)〜2011年2月14日(月)
日本科学未来館 1階 企画展示ゾーンb
http://www.miraikan.jst.go.jp/spevent/theojansen/
本展はオランダ出身のアーティスト テオ・ヤンセン氏の作品「ビーチアニマル」を、科学的な視点で紹介します。 「ビーチアニマル」は大きいものでは体長15メートルにもおよぶ、プラスチックチューブやペットボトル、木材などで構成され、風を受けるとまるで生き物のように動き出します。そんな人工生命体のような作品を通して、生命の本質や未来の生命の可能性を考えます。
本展では新旧計13体の「ビーチアニマル」を展示。世界初公開となる「シアメシス」(体長15メートル)をはじめとする、巨大作品2体と小型作品(体長4メートル)2体が、会場内で巧妙な動きを披露します。また、9つの歴代作品を展示し、作品の進化と生命の進化をなぞらえ、生命の本質に迫ります。
(公式サイトより)
テオ・ヤンセンの作品がどれくらい強力なのかは、映像を見てもらうのがいちばんなのですが、
その全貌を伝える『テオ・ヤンセン 砂浜の生命体』というDVDが出ています。いままではなかなか買いにくかったのが、このほど日本の代理店ができて、簡単にウェブサイトから注文できるようになりました。これ、必見です!
そしてなんと、学研の『大人の科学マガジン』では来年1月発売号でテオ・ヤンセンの『ミニ・ビースト』が付録に付くそう! これはいまから予約しておかないと・・。