2009年8月20日木曜日

演歌よ今夜も有難う、第7回アップしました!


どんなに長い夜も いつか朝が来る
幾年月も心の中 くり返すあなたの言葉
人生は悲しみを越えて 輝きを知る
愛をくれたあなたへ
この歌 届きますように

郊外の小さな駅。線路沿いの暗い道を、自分の背の半分ぐらいはありそうなカート付きのスーツケースをがらがら引いて、ちいちゃな彼女が歩いていく。今夜もこれから、カラオケ好きが集まるスナックで、長いキャンペーンの時間が始まるのだ。


自分の曲を歌って、お客様とデュエットを何曲もやって、また自分の曲を歌って、終わったらカセットとプロマイドを持って客席を回る。1枚ずつその場でサインして、ぎゅっと握手して、それから物置みたいな小さな部屋で着替えて、またスーツケースを引いて家に帰る。
レコード会社もない、マネージャーも運転手も、事務員もいない。たったひとりで営業して、歌って、売り歩く胡桃乃(ことの)みちるさん。小さな身体のいったいどこにそんなパワーが秘められているのだろうか。
”インディーズ”とか言って、いきがってるロッカーやヒップホップ野郎なんかとうていかなわない、ワイルドサイドを歩き続ける若き演歌歌手の生きざまを、じっくり読んでください!


http://blog.heibonsha.co.jp/enka/2009/08/post-6.html