2010年3月10日水曜日

東京右半分:東京蛍堂

浅草の深夜対応レストラン&カフェ、「オレンジルーム」と「cuzn」が並ぶ浅草のフラワー通り(公式名称はロックフラワー通りだそう・・・だれも使ってないと思うが)。道路沿いに浅草出身の芸人や俳優さんたちの顔写真が飾られていて、ほかの通りとはちょっとちがう雰囲気が漂っている。

「オレンジルーム」と「cuzn」のあいだには細長い路地があって、入口に「モボモガ御用達」という怪しげな看板が掛かっている。どいつも気になっていたのだが、路地奥のドアは運悪く閉ざされたまま。なかなか入店する機会がなかったのだが、今回初めて、中に入ることができた。店の名前は「東京蛍堂」。分類すればアンティーク・ショップになるんだろうけれど、浅草に数ある骨董屋、古物店とはひと味もふた味もちがう、それこそモボモガ全盛の大正末期から昭和初期に特化した、ピンポイント・テイストの店なのだ。