2010年3月10日水曜日

疾風怒濤!!! 北村大沢楽隊


先週日曜日、京都で『老人よ大志を抱け』というトークをやらせてもらったのですが(雨の中、足を運んでくれたみなさん、ありがとう!)、後半のシンポジウムでいっしょになったのが、多彩な活動で知られる大阪のチンドン通信社代表・林幸治郎さん。彼が5年ほど前にプロデュースした『疾風怒濤!!! 北村大沢楽隊』というCDを会場で聴かせてもらったのですが・・・これがすごい! すごすぎ!!! とんでもない音楽でした。

北村大沢楽隊は、いわゆるジンタの系譜を引く、おそらく現存する唯一の楽隊。宮城県仙台のはずれの農村に生活する、平均年齢70ウン歳の、じいさん5人組です。

地元では「あー、あの元気なおじいちゃんたちでしょ」的な扱いしか受けず、活動の場も小学校の運動会とか、村祭りとか、そんなんばっかりですが、それを苦とも不満とも思わず、茶碗酒をグイッと呷っては最高のグルーヴをぶちかます。そういう人生を、もう何十年も送ってきました。

ストリート・パフォーマンスのプロである林さんをして、「クラリネットであんな大音量を出せるミュージシャンは、世界中にいない!」と唸らせる、そのパワー。そしてメンバーのだれも楽器演奏は習ったことなくて、すべて自己流、チューニングもめちゃくちゃというオレサマ・スピリット。日本最強のアウトサイダー・ミュージックです、これは。

しかし日本のニューオリンズが、宮城の田舎にあったとは・・・。