2010年3月24日水曜日

東京右半分:カンカラ三線で歌う明治大正演歌


♪地主金持ちはわがままもので
 役人なんぞはいばるもの
 こんな浮世へ生まれてきたが
 わが身の不運とあきらめる

 お前この世に何しにきたか
 税や利息を払うため
 こんな浮世へ生まれてきたが
 わが身の不運とあきらめる

明治から大正にかけて活躍した演歌師・添田啞然坊の詞に高田渡が曲をつけた『あきらめ節』。こんなアナクロな歌を、ブリキ缶に棹をくっつけたカンカラ三線という、これまたアナクロな楽器をつまびきながら、門前仲町の橋の上に立って歌っている男。でも出で立ちは派手なアロハシャツ。岡大介さんは1978年生まれ、まだ31歳の「明治大正演歌・昭和歌謡もうたえるフォークシンガー」だ。

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