成層圏まで到達する64 台のサーチライトによる強烈な白色光と、10 台のスピーカーから出力される音の波とを組み合わせたインスタレーション。都会の中心に突如出現するこの巨大な光のタワーは、雲の動きや雨によって常に変化し続け、その姿を街のどこからでも見ることができます。
この「spectra」シリーズは、2008 年にアムステルダムとパリで、今年6 月にスペインのバルセロナで行われ、好評を博しました。日本では、あいちトリエンナーレ2010 で初公開します。
名古屋城二の丸広場に64台の強力なサーチライトを据えつけ、天に向かって光の束を放射する、しかも観賞者は広場にセットされたスピーカーから流れる正弦派の純粋音に浸りつつ、光源のあいだを歩き回るという、夢のようにクレイジーなアートワーク。あまりに強力な光量のため、名古屋市内各地で見られるそう。名古屋城で、そして遠く離れた場所から、一夜のイリュージョンに酔いたいものです。
≪spectra [nagoya]≫
■開催時間
9月24日、25日とも17:30-23:30(23:30に閉場しますので、余裕をもった時間にご来場ください)
※作品の点灯は翌朝6:00までオールナイトで行います。
あいちトリエンナーレ公式サイト http://aichitriennale.jp/en/
2008年、パリの「ニュイ・ブランシュ」(夏の夜の芸術祭)での記録